2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

車税を払いましょう。

日本人の友人と会ったとき、「中国にはホリエモンがいっぱいだよね」という話になった。私が「あれほど身近に理解できる日本のニュースはないよね」といえば、中国の法律に詳しい友人は「理解はできないでしょ」と言う。いわく、「あんなくらいで何で掴まん…

「廟会」と伝統ブランド

地壇公園の廟会に行く。北京の旧正月の風物詩といえば廟会(ミャオフイ)だ。中国版縁日で、寺の近所や公園に屋台が並ぶ。老北京名物、伝統工芸品や中国式風車にホラーなお面、ピンクでパンクのかつら、輪投げ、バスケットボールゲームとなんでもありの新旧…

正月の営業度

本日は中国的新年第1日目(初一)。煩くてかなわないと思った爆竹だが、昔の北京を知る人の話では、以前と比べると今年はどうということもないそうである。あれでどうってことがないのなら、私は旧正月の北京からは脱出したい。 外に昼食を食べに出かけると…

正月の営業度

本日は中国的新年第1日目(初一)。煩くてかなわないと思った爆竹だが、昔の北京を知る人の話では、以前と比べると今年はどうということもないそうである。あれでどうってことがないのなら、私は旧正月の北京からは脱出したい。 外に昼食を食べに出かけると…

春節と13年ぶりの爆竹解禁

本日が旧暦の大晦日、除夕である。なにしろ13年ぶりの爆竹解禁で、すでに昼間から戦闘状態のごとくひゅんひゅん、バンバン、ドド〜〜ンとやっている。確か爆竹の解禁は夕方からだったはずだが。あまりの騒音に発狂しそうである。 夜、外に出ると、ロケット花…

胡同の年の瀬

日の暮れた胡同を歩きながら、路地を曲がると、そこは赤い提灯と裸電球が点々と続く小さなナイトマーケットだった。ベニヤを渡した上に肉を並べただけの肉屋の店先で、老人が一人、まるまった背中を伸ばして肉の塊を指差している。魚屋の軒先には発砲スチロ…

テレビ収録見学

中央テレビの経済チャネルCCTV2の番組収録を見学した。最初に電話で「女子十二音坊が来るからおいで〜」と釣られ、番組名を聞いたところ「しゃんうーしーじえん」。てっきり「上午(午前)時間」だと思っていたところ、「商務時間」という今春から始まるビ…

グーグル中国

いよいよ年末である。心なしかスモッグのかかった北京の空にもアッパレ感が漂っている。テレビ番組は春節モードで、CMでは高級酒やらなにやら新年の贈答品の宣伝が賑やかだ。すでに「過年」に入り、あちこちで爆竹をバンバンやっている。13年ぶりの爆竹解禁…

アイドルと姿勢矯正バンドと年末商売

スノボのおかげでひどい筋肉痛である。真っ直ぐ歩けないうえに、腕も上がらない。コートを着るのもつらい。きたら最後、脱ぐのに一苦労する。そんな調子で昨日も今日も取材だった。非常にしんどいのだけれど、スノボで筋肉痛などとは人には言えない。 「背背…

活力門(ホーリーメン)

中国でもライブドアのニュースは盛況である。ライブドアは中国語で、活力門(ホーリーメン)。ホーリーメン→ホーリーエモン→ほりえもん、というのが正しいかどうかはともかく、「ナイスな名前だ!」というのが、日本人駐在員たちの一致したジョーク。 今回の…

スノボとくそったれ

北京郊外の南山スキー場にスノボに行く。1年ぶりのスノボだ。今年も去年に引き続き、スキーブームの北京では、新たなスキー場が増えている。南山は以前からあるスキー場だが、特にスノボ専用コースもあり、スキー客以外にボーダーでもにぎわっている。 今回…

イベント騒動と「すみません」

北京で今年半ばに開催されるイベントに参加予定の日本企業が、イベントの実行委員会事務所が2つに分裂してしまって困っているという。経緯はなかなかややこしいのだが、突き詰めればお役所的システムのコンフリクトとでもなるだろうか。 中国でのイベントは…

食べられないパン屋と60円の幸福

近所にパン屋ができた。のぞいてみると、パウンドケーキは白くしぼんでおり、マフィンは黒く固かった。チョコレートマフィンかと思ったが、普通のマフィンだった。北京の地元系パン屋には、果たしてこの商品は食べられるのかどうかと考えてしまうような店が…

将軍さま帰国

金将軍がお帰りになり、てんやわんやしていた北京駐在の日本のメディア関係者も一段落というところのようだ。日本では、金将軍のピンポイント映像がお茶の間にがんがん流れていたのではないだろうか。一方、中国では、将軍様の帰国後、ようやく胡錦濤との会…

「男人装」

いまさらだが北京の男は、おおむねダサい。ホワイトカラーと呼ばれる金を持っているはずの男性群でも30代以上はおよそダサい。かっこいい!と思える男に街中ですれ違う確率は非常に低い。 これは中国で発行されている男性ファッション誌が少ないせいだと思っ…

裏門の話

北京のマンションはブロックごとに囲われており、入口が数ヶ所にかぎられる。このため入口から一番遠いところにある建物の住人は、柵のすぐ向こうに見えている店までゆくのに、ぐるりと遠回りをしなければいけない。 安全管理上はしかたないのだが、面倒であ…

異国ドラマと「3日間130円サバイバル」

最近、中国のテレビでインドネシアやインドのテレビドラマを放映している。経緯のほどはよくわからないが、インドネシアは青春恋愛ドラマ、インドは富豪家族の愛憎ドラマ(違うかもしれないが、たぶん)である。 ピンクの髪の男の子がベタベタなストーリー展…

北京的オタク考

下校時間に中学校の近くのマクドナルドに行くと、そこは中学生に占拠されていた。マックは、中国ではちょっとリッチなファミレス感覚だと思っていたのだが、北京市内の中学校に通うニューリッチな家庭の子供たちにとっては、ただの溜まり場なのかもしれない…

CM費50億円、交通事故死者10万人

昨日に続いて中国的歳末ニュースを2つ。旧暦の大晦日に放映される中国版紅白歌合戦「春節聯歓晩会」のCM費は前年の3億6000万元を上回り、4億元(1元=13円、約50億円)を超える見込み、だそうである。NHKではCMは取らないが、中国の中央テレビはCMを入札…

爆竹解禁と注意のお知らせ

今年の春節は1月29日、そろそろ、テレビでは春節休みの臨時列車のニュースなどが流れ、街中で真っ赤な正月飾りが目につくようになり、どこか「年末」ムードが漂っている。 今年、北京で爆竹が解禁される。中国では爆竹をバンバンやって旧正月を祝う習慣があ…

中国のトンデモ的発言

9日に北京で開催された日中の非公式局長級協議で、中国側が日本のメディアについて「良い報道がなされるよう中国はメディアを指導している。日本政府も指導すべきだ」と述べたという報道があった。 ツッコミどころ満載のなんだか口がすべってしまったような…

上海領事館の職員自殺事件、その後

上海領事館の職員が自殺した事件について、中国側ではあいかわらず「強い憤慨」を示す報道が続いている。新華網ではBBSを設け、「日本は卑劣」といった書き込みが集まっていた。最近では新華網の話題のニュースランキングにトップ入りしている。また、北京の…

部数の透明性と「少年跳躍」

中国の出版業界紙に「中国図書商報」という新聞がある。売店売りはしていないが、定期購読をすると毎週1回、届けてくれる。全国津々浦々の出版情報のほか、特集にも力をいれおり、新時代の書店経営やら勝ち組雑誌のネット戦略やらと各種のテーマを提起する…

温泉リゾート

上海在住の人に取材の申し込みをすると、「今、北京にいます」という。もともと上海まで行く予定だったので、これはラッキーとアポを入れたところ、「××休暇村にいるので、北京から車で2時間くらいでしょうか」という話になった。 北京は北京でも、郊外の休…

パンダ外交

「パンダ外交」が話題にのぼっている。昨年、台湾・国民党党首の連戦の訪中などをキッカケに、中国政府がパンダを台湾に贈ることを決定。その贈られるパンダが発表された。 かつては盛んに行われていた「パンダ外交」だが、ワシントン条約でパンダの国際的な…

住所登録のナゾ

派出所に住所登録に行った。言葉にするととても簡単そうなことなのだが、この住所登録には諸説ある。パスポートだけ見せて、その場で住所を書いておしまいになったという人もあれば、引越しの2日後に行ったところ非常に怒られ、最終的に「手土産」を渡して…

プール改装

近所の市民プールで期間限定の10回割引カードを購入し、2回だけ使って帰国して戻ってくると突如、改装工事が始まり、その間にカードの期限が切れてしまう、という不幸な出来事があった。 事務所では1月に入れば改装も終わり、カードの期間の延長をすると言…

中国的不良少年

夕方、近所の食堂に入ると、そこは下校途中らしいジャージ姿の中学生でいっぱいになっていた。中国の中学、高校の制服はジャージなのである。みな、がやがやと賑やかに話をしながら、麺やチャーハンをかきこみ、夜の塾に行く前の一休みなのだろう。 と思って…

「保姆荒(お手伝いさん不足)」

「民工荒(出稼ぎ労働者不足)」という言葉が2004年ごろから脚光をあびたが、春節前のこの季節、「保姆荒(お手伝いさん不足)」が話題に上る。 中国都市部の中流家庭以上では、お手伝いさんのニーズが多い。中国的統計によれば、都市部の約8000万家庭のうち…

統計改革

国家統計局が独立調査を行えるよう、中国の統計法の細則が改正された。日本の至極一般的な日常生活にはおよそ関係のないことだが、中国と関わる者にとってはがんばってほしいところである。中国の統計がおよそあてにならないことはよく知られている通りで、…