異国ドラマと「3日間130円サバイバル」

最近、中国のテレビでインドネシアやインドのテレビドラマを放映している。経緯のほどはよくわからないが、インドネシアは青春恋愛ドラマ、インドは富豪家族の愛憎ドラマ(違うかもしれないが、たぶん)である。


ピンクの髪の男の子がベタベタなストーリー展開で女の子を誘うインドネシアドラマや、サリー姿の黒に近い口紅を塗ったインド女性が、スーツを着た(おそらく)イケメンのインド男性と愛を語っているインドドラマが、中国語で展開してゆくのを眺めていると、ふと白昼夢を見ているような気がしないでもない。


ところで、北京の庶民派夕刊新聞「法制晩報」に、重慶の化粧品販売会社で働くホワイトカラーの若者たちが、10元(130円)で3日間生き延びるというビンボー暮らし体験したという記事が載っていた。中国で安飯の代名詞といえば「咸菜(中国式漬物)」。体験者の話では、3日目には空腹のあまりこの「咸菜」が非常な美食に思えたとか。バブルな中国のちょっとおバカなニュース記事なのである。