活力門(ホーリーメン)

中国でもライブドアのニュースは盛況である。ライブドアは中国語で、活力門ホーリーメン)。ホーリーメン→ホーリーエモン→ほりえもん、というのが正しいかどうかはともかく、「ナイスな名前だ!」というのが、日本人駐在員たちの一致したジョーク。


今回のライブドアの一連の事件は、日本語で読んでいても情報が錯綜し分かりにくい。ゆえにこちらの日本人は「活力門」のネーミングセンスで盛り上がる。


ネットバブルの中国では、そもそもライブドアのフジテレビ騒動のときから関心が高く、「新鋭のIT企業家が伝統に挑戦」といった紹介のされ方をしていた。また堀江社長については、大学時代はアルバイトをする苦学生で、「大学でもう学べることはない」と中退し、起業して成功した人と紹介。そのサクセスストーリーは、現在の中国社会で成功したIT企業家とも通じるものがある。今回の事件では、東証のシステム停止や日経平均株価の暴落といった「ライブドアショック」を伝えるものが目についた。


今夜、堀江社長が逮捕され、おそらく日本では堀江社長ライブドア一色になっているだろう。こんなときにこんなのんきなことを書くのもなんなのだが、昨今の中国における日本ニュースのなかで、これほどリアルに近い形で、中国人ビジネスマンたちの目線から日本を実感してもらえるニュースはないように思う。