IKEAの引越し。

今に始まったことではないが、ただいまダイエット中である。肋骨を折ってから、ろくに運動していなかったので、すっかり太ってしまった。ダイエットには何はさておき「全身鏡」、ということで、北欧家具のチェーン店「IKEA」に行くと、なかなか使い勝手のよさそうなカップが、10元(150円)という破格の値段で売っていた。ステンレスで保温性が高く、蓋付きで旅行にも持っていきやすい。中国の国内旅行では、列車の移動中もマイカップでお茶を飲むため、こういうものがあると便利なのだ。


実はIKEAは近く、引越しをする。カップはそのキャンペーンの一貫で、旧IKEAでコップを購入、今月半ばにオープンの新店舗に持参すると、併設されているカフェで6月まで好きなだけただでコーヒーが飲めるというもの。コーヒー好きのツボにははまるサービスだが、コーヒー党がまだまだそれほど多くないこの北京で、果たしてどれほどの集客につながるかはわからない。


なお、IKEAは市内の幹線道路沿いから、空港に行く途中の町外れへと引越しする。何故またわざわざ7年も続いた店を閉め、不便なところに新規オープンするかといえば、公式の見解では、駐車場も少なく、店自体も商品が増えて手狭になったからという。しかし、タクシー運転手の「見解」によれば、「そんなん、IKEAがあるとただでさえ渋滞がひどい幹線道路がよけいに混むからだよ」とのこと。案外、こっちの方が正しいかもしれない。