PSE法

漢方のヘンな薬を使用法通り、1回5粒、1日3回飲んだら、ぴたりと咳が止まりすっかり風邪が治ってしまった。が、今度は吐き気が続いて止まらない。本当にいったい何の薬かよくわからない。


日本でPSE法が取り沙汰されている。現在、私が北京で見られる日本のテレビ映像は、日テレの「ニュースプラス1」くらいなのだが、このニュース映像を見ていて、テレビはなんとも他人事だな〜と思えてしまう。もっとも特に「ニュースプラス1」がというのではなく、たぶん、日本のテレビは多かれ少なかれ同じ状況だろう。


困惑している業者や混乱する店をどれだけ取材しても、何の解決にもなりそうもないのは、おそらくそれが現状を「伝える」映像であって、なんらかの問題を見出したり、少なからず解決につながるかもしれない何かを提示したりするものではないからだ。


もちろんニュースでは「伝える」ことが重要ではあるが、伝えることにのみ終始した映像はどこか空虚だ。そもそも映像ではかなり大変そうだが、もしかしたらホントはたいして大変ではないのかもしれない。


それにしてもPSE法のサイトを見ていたら、やたらと変更や追加で紆余曲折をかさねている。ころころかわる中国の法律を見ているようである。いずこも、法律を分かりやすく実用的にびしっと作るには、相応の技がいるのだと思う。


それにしても「安全」から始まったはずのこの規則、別に規則なんてつくらなくても、電気用品は時々火を噴くので気をつけてね、でいいんじゃないかと思うのだが。ちなみにこれが中国なら、この手の簡単なマークならニセモノが出回り、業者や店は急場をしのぎそうだ。こんなことを書くと、中国の人には怒られるかもしれないが、これがいわゆる「上に政策あれば、下に対策あり」なのではないかと思う。