お宝探しツアー

鉄道のサービス格差について追記。北京発上海行きの列車にも、食事付きのものあり、また上海発北京行きの列車の中にも食事なしのものはあるらしい。この違いは、やはり鉄道の管轄が上海か北京かにより、上海管轄の場合は食事付きとなるようだ。後半部分は間違っていないようだが、これが上海から始まった実験的な試みなのか、上海鉄道局の営業努力なのかがいまひとつよくわからない。


話変わって、海外に流失した中国文化財の奪回ブーム、というものがあるらしい。ここ数年のことだ。それで民間機関による「中国海外流出文化財救済基金」が組織する初の「海外お宝探しツアー」が、今年のゴールデンウィークに企画されている。


目的地は日本、東京の平和島骨董祭を訪問後、東京、大阪、京都などの骨董街をまわるという。鑑定の専門家も同行するという本格派ぶりなのである。


そういえば、中国には骨董雑誌が何冊かある。骨董雑誌というよりは、文物雑誌というべき格調の高さで、一定の文物ファンの支持は厚い。最近、中国では雑誌のおまけブームで、女性誌には傘やらブーケやらキャミソールやらと派手なおまけがついているのだが、この骨董雑誌には骨董品の模造がおまけについていたという。残念ながら私は見損ねてしまった。


さておき、お宝探しツアー。ただのかわった観光ツアーといえなくもないが、こんな企画も今のちょっとバブルな中国らしさに思える。