北京のリストラ人材、お手伝いさんになる。

「法制晩報」によれば、春節休み中、地方の実家に帰ってしまったお手伝いさんの欠員に、北京の失業者が殺到したという。某家政婦派遣会社では、春節期間中、北京のリストラ人材100名を雇い入れたとか。


仕事の内容は子供の送り迎えや掃除、食事の支度などで、1時間10元(1元=13円)という低賃金ながら、月収は700−800元になる。雇う側にとっても、地方のお手伝いさんと違って、北京の人は電化製品の取扱に慣れているし、何より言葉の問題がないので歓迎されるという話。


都市部と農村の経済的、文化的、言語的格差の大きい中国ならでのお手伝いさん事情であると当時に、中国の都市部内で広がる格差の一端であるといえるかもしれない。そんな事、一般大衆誌には書いていないが。