バレンタイン近し

バレンタインが近い。日本のサイトを見ていると、バレンタインデーコーナーが華やかだ。今頃、デパ地下にはバレンタインコーナーができて、女性で賑わっているのだろう。私も日本にいたら、伊勢丹高島屋のデパ地下にいたかもしれない。


一方、北京でもショッピングモールにホテルのベーカリーにローカルのパン屋にと、チョコ合戦が始まっている。日本と違うのは、パッケージの「乙女」さだ。熊のぬいぐるみがついていたり、小さな花束がついていたり、女性のハートさをくすぐるキュートさに溢れている。それというのも、受取り手は女性だからで、しみじみ、中国のバレンタインは男が女に貢ぐ日なのだと思う。贈る物はチョコに限らない。宝石店でもバレンタインキャンペーンを展開、近所のスーパーの花売り場では、バラの花束の予約受付の紙が下がっていた。


そもそも、も宗教的儀式から恋人たちの日として各国で進化してきたバレンタインデー。女から男への告白デーとなっている日本も、男が女に貢ぐプレゼントデーとなっている中国も、どちらもお国事情を反映して、ちょっとヘンかもしれない。