えげつなさ

中国のメディアでは麻生外相の発言をめぐるバッシングというかブーイング記事が続いている。「麻生狂言靖国毎年参拝、日中関係の最後」「日本外相、アジアへの侵略を自衛と称す」「日本外相、首相への野心を吐露」「日本外相:靖国参拝中韓の批判を気にしない」「日本外相麻生、中韓を「挑発」する刺激発言を繰り返す」「日本外相、天皇靖国を参拝すべきだと吹聴」などなど。


新華社掲示板では、「小日本、中国はどんどん大きくなってゆくぞ、お前ら死ね」「麻生は軍国主義の継承者」「日本は中国に勝てなかったと思ってる、だから従わないんだ。我々の未来は良好だ。彼らをよく教育してやれ」「日本帝国主義打倒!偉大なる中華人民共和国万歳!」などなど。


中国に来てから、日本は中国やアメリカに比べ、えげつなさが足りないのではないかと感じていた。そういう意味では、最近の「モノ申す強い日本」はなかなかえげつない。しかし本来、えげつなさとは表面でやりあいながら、裏でつながっておくといったやり口ではないのかと考えると、最近の日中は、双方ともなんだか不毛な子供のけんかをしているようだ。


ちなみに、単なる偶然かもしれないが、「麻生太郎事務所」のサイトに中国からアクセスしようとするとアク禁になる。