大学生の性意識と下ネタ携帯メール

北京の庶民新聞「北京晩報」に、北京外語大の女子大生が校内で行った「性調査」の結果が掲載されていた。それによれば、学年別性行為率が最も高かったのが大学4年の女子大生。また「性についての知識があると思う」は61%、「聞いたことある」が35%で、避妊方法を正しく答えられた生徒は59%、約4割が不正解。


性に関する知識をどこで仕入れるかといえば、エッチサイトや友達からなどで、親からは約6%という。私は6%もいたのかと思ったのだが、同紙では「正規のルートで知識を得ている学生は1割にも満たない」とのこと。


何が「正規のルート」かはさておき、そういえば以前、私が性意識について大学生に聞いたとき、それはもうむちゃくちゃな拒否反応にあった。今回の調査でも女子学生の5割以上は回答を拒否したとのこと。性の話題に対するタブー意識の強い中国では、「正規ルート」で教育するのもなかなか大変そうである。


その一方で、ネットにはエッチサイトもあるし、野球拳をしながらお姉さんが脱いでくれるビデオチャットもある。中国でカルチャー化している携帯メールの中には、下ネタ系笑話も少なくない。地方のナイトマーケットではそうした笑話を集めた非合法の携帯メール集も売られていた。


どんな話かといえば、たとえば「愛が芽生え恋愛して、キスして抱いてベッドして、お腹が大きくなって堕胎したらさようなら」、「米ドル稼いで香港ドルを散財して、ゴルフしてウィスキー飲んでサウナ行って(ソープのこと)、外国人の奥さんもらって、エイズになっちゃった」など。普段はむっつりの中国人的エロ意識だが、実のところはけっこうエグイと思う。