中国的みつぐ君

新華網の三面ニュースによれば、すねかじりの某大学生の恋愛消費は年間2万元(約26万円)になるという。北京の大卒の初任給が2000-3000元(1元=13円)なので、その年収の約8割程度にあたる。


何故そんなにお金がかかるかといえば、彼女に犬をプレセントして280元、彼女とその友達にケンタッキーでご馳走して108元、クリスマスに熊のぬいぐるみを贈って90元、ゲームして100元、食事して65元。一般的な学生実感では100元札=1万円札。ちなみに私の昨年のクリスマスディナーは3元のトマト卵炒めだった。


さらにバレンタインには時計とバラで160元、彼女が美容院に行くときは支援金として200元。町の一般的な美容院なら20元か30元でカットしてくれる。こうした中国版みつぐ君は、金持ちの息子に限らず、たとえば農村出身で月の生活費は100元という苦学生でも、せっせとアルバイトして彼女に月600元を使うとか。


そういえば、北京の愛人の一般価格は毎月5万元(約60万円)+マンションとも聞く。そもそも中国人は金があってもなくても、使うとなったら豪勢だ。ただしその分、中国女性のほうも美人で強烈にプライドが高く、彼女たちの男に貢がせる気迫みたいなものは日本人女性の及ぶところではない。