公務員受験熱

新聞報道によれば、北京の大学で最近の流行りの挨拶は「公務員試験受ける?」だという。ここ数年、公務員受験熱が高まっており、その難関ぶりは大学以上とのこと。全国平均では受験者50:合格者1、人気の部署ともなればその割合は、中央弁公庁200:1、人事部400:1、労働と社会保障部:300:1となるという。


人気の背景には、大学生の就職難や安定志向、公務員の社会保障制度の充実などが挙げられる。同記事によれば、親が子供に「公務員は安定した立派な職業で、社会的地位も高く、誤ちを犯すことがなく、失業のリスクもない」と勧めるためとのこと。


もっとも同新聞は中国共産党全中国労働組合の中央機関、中華全国総工会の機関紙「工人日報」なので、「みなさん奮って立派な公務員になりましょう!」という宣伝も、多少は含まれているかもしれない。