キムチバトル

中国と韓国がキムチバトルをしている。韓国では中国産キムチに鉛が検出されたとか寄生虫がついていたとかで一部を輸入停止、これに対し、中国側は韓国の化粧品に有害物質ありとして「相応の措置」を検討中だとか。


日本向けの中国産ウナギやホウレンソウのときもそうなのだが、何故中国産を使うかといえば、安いからである。韓国の伝統キムチも、安いから中国産が歓迎されるわけで、一般に安いということは、品質面で相応のリスクを負うことになる。中国国内では安かろう悪かろうの粉ミルクで赤ん坊まで死んでいる。


従って、輸出する側も輸入する側も、互いの利益のために安全管理のシステムをつくってゆけばいいだけことだと思うのだが、メディアはとかく大きく取り上げる。日中韓ともにそもそもウマが合わない同士だからかもしれない。


ただ、貿易バトルはあっても、中国ではあいかわらず韓流で稼いでいる。中央テレビでは昼ドラに韓国のトレンディドラマを放映、地方局の湖南テレビでは韓国大河ドラマの「大長吟(宮廷女官チャングムの誓い)」がブレイク、小説の中国語版やドラマに登場する韓国料理のレシピ本までベストセラー入りしていた。


さておき、キムチバトル。日本のサイトではゴシップネタのように報じられていたが、なんにせよ、人のけんかはどこか楽しかったりする。