耐久レースと亀ゼリーとコンビニ高校生

最近、北京では急に気温が下がる。昼間はポカポカといい陽気なのだが、日が沈むと、コトンと何かが外れたように気温が急降下する。暖気(ノワンチー)と呼ばれる全市暖房システム、要するに市で敷設した各団地ごとのスチーム暖房なのだが、これの開始は11月。それまで、寒さとの耐久レースとなる。


最近、亀ゼリーにはまっている。私は一度はまると、毎日でも同じものを食べ続ける傾向があるのだが、夏場は蒙牛の緑豆アイスクリームを1日1本食べていた。さて、その亀ゼリー、台湾デザートの一種で、干した亀の甲羅の粉とその他漢方素材から作られ、肌がつるつるになって便秘にも効くという。もっとも、最近、吹き出物がではじめているので、その効果のほどはわからない。北京のコンビニでも売っていて、60円くらい。ヨーグルトが1つ15〜30円くらいなので、中国的には少々高め。


その亀ゼリーを買いに、近くのコンビニに行くと、夕方の下校時間には隣の高校から出てきた学生たちで溢れている。ジュースを買ったり、菓子袋を広げてその場でぼりぼりやっていたり、なんということなくたむろったり。受験戦争のさなかの憩いの一時という感じ。


制服のかわりにジャージを着ているところが日本とは違うは、一瞬、日本に帰ったような光景なのである。