社会主義国のお付き合い

明日から国慶節の大型連休が始まる。昨日、バスで天安門の前を通りかかると、恒例のモニュメントがハデやかに完成していた。本日、道のあちこちでは国旗が赤々と翻り、すっかり休日モードである。


私の家はマンションの3階なのだが、外の声がよく聞こえてくる。呼び売りもいれば、朝から道端で朗々と歌っているおじさんもいる。けんかもしばしば起こる。先日はガチャンと音がしたあとでどなりあいが始まり、ベランダからのぞくと、細い路地で車が正面衝突していた。


中国のニュースを見ていると、たとえばキューバに機関車を輸出したとか、パキスタンムシャラフ大統領が「パ中関係を評価する」と言ったとか、スリランカ外相の暗殺に対して大きな驚きと深い哀悼の意を表明したとか、日本とは様相の違った話題に出くわす。日常では大いに消費に盛り上がるこの国が、社会主義国であることを忘れがちだが、ニュースを見ると、社会主義国には社会主義国のお付き合いがあることを思い出す。


ところで今、中国語版チャット「QQ」をしながら、これを書いていると、友人の友人で大学卒業したての青年が、清代の逸話を語り始めた。そこには外国人にはさっぱりよくわからない笑いのツボがあるらしく、相手は大いにもりあがり「!」のオンパレードが続いている。途中で話題を変えようとしたのだが、早々に失敗し、話はまだ延々と続いている。どうしたものか困ったところなのである。